売上は単品で米国のみで200億円程度。今後伸びてゆく見込。日本へは進出していないが、日本でのライセンスパートナーを求めていた。比較的小さな適応であるが、今後適応拡大が期待出来た。
日本でのパートナーを一生懸命探した結果、漸く一社からオファーを貰った。米国で承認を得ている小さな適応のみを対象としたもので、本当に小さな一時金の提案であった。一方某海外企業は、世界の権利を将来の適応拡大も考慮して、1000億円を超える一時金を提案した。その結果A社は自社販売を放棄して、全ての資産を某海外企業に売却する事にした。今後もグローバルなプレゼンスを持つ企業に医薬品資産は集約され、外資系企業が日本でも中心となっていく。寂しいが現実だ。中小規模の日系医薬品企業も欧米での資本ゲームに参加していかないと埋没するだけとなってしまう。